青汁を飲んで血液をサラサラに
目次 血液がサラサラと聞くと、血流が良くてきれいな血管の健康的な体をイメージしますよね。しかし現代人は生活習慣の悪化により血液がドロドロの人が増えています。
それを予防・改善できるとして青汁が注目されています。
青汁の血液サラサラ効果について紹介します。
血液の状態について
血液がドロドロの状態
血液がドロドロの不健康な状態とは、実際にドロドロした血液が流れているわけではなく、赤血球・白血球・血小板の質や量に異常が起こってしまい血液の流れが悪くなっていることをいいます。これは血液中に悪玉コレステロールや中性脂肪が増えすぎてしまい、赤血球が硬くなったり、血小板が固まりやすくなったりするため起こります。
通常血液は酸素や栄養素を全身に運んでいるのですが、血液の流れが悪いと酸素や栄養素が体中の細胞までうまく運べません。
そのままにしておくと、血管が詰まって動脈硬化や脳梗塞など大きな疾病に繋がることもあります。
ドロドロになる原因
大きな原因としては生活習慣の悪化です。血液中に脂肪が溜まり過ぎているのが原因の一つですので、脂質異常症も考えられます。
脂質や糖質の多い食事や暴飲暴食、肥満、運動不足などコレステロールが溜まる生活を送っていると血液がドロドロになりやすいです。
またストレスや喫煙では白血球がくっつきやすくなり、水分不足や脱水状態では赤血球が増加し過ぎたり血小板が固まったりします。
血液がサラサラの状態
しっかり水分補給を行って適度な運動、規則正しい生活、バランスの整った食事を心がけていると血液はサラサラになります。血行が良くなると新陳代謝が活発になり、全身に酸素や栄養素が運ばれるのであらゆる病気の予防にもなります。
疲れにくくて健康的な体になれるでしょう。
青汁のどんな成分が血液をサラサラにする?
しかし忙しく働いている人や、会社の付き合いで飲み会が多い人は生活習慣を整えることが難しく感じてしまいます。そこで青汁を飲んで血液をサラサラにしましょう。
青汁には血流をよくする栄養素がたくさん含まれています。
食物繊維
青汁には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維がバランス良く含まれています。血液サラサラに特に効果的なのが水溶性食物繊維です。
特に食物繊維の一種のアルギン酸には血液中のコレステロールを下げる働きがあります。
不溶性食物繊維は、腸内の悪玉コレステロールを絡め取って排出させるので、腸から血液中にコレステロールが吸収されることを防ぎます。
不溶性食物繊維も間接的に血液サラサラへ導いているのです。
βカロテン
青汁に含まれるβカロテンには抗酸化作用があるので体内に発生した活性酸素を除去します。活性酸素が血液中に残っていると血中コレステロールを酸化させて過酸化脂質に変えてしまいます。
すると血管内に過酸化脂質がこびりついてしまい、血流の悪化に繋がり、放置すると動脈硬化にも繋がるのです。
βカロテンの抗酸化力は強力なので、活性酸素の増加を抑えて血管を正常にすることで血流をサラサラに保ってくれます。
ポリフェノール
青汁にはポリフェノールが含まれます。原料によって異なり、ケールにはケルセチンやイソチオシアネート、明日葉にはカルコンやクマリン、桑の葉にはケルセチンやアントシアニンなどが含まれます。
また青汁によってはお茶を配合したタイプもあり、抹茶や緑茶にもポリフェノールはふんだんに含まれます。
ポリフェノールにも強い抗酸化作用があるので血中コレステロールの酸化を防ぎ、血液をサラサラにする効果があります。
血管を若々しく保つことで生活習慣病の予防にも最適です。
クロロフィル
青汁原料には植物の葉緑素であるクロロフィルが含まれます。クロロフィルには血液中のコレステロールを減少させて血液をサラサラにする効果があります。
血流が改善されることで動脈硬化や高血圧を予防します。
さらにクロロフィルは血液中のヘモグロビンと似た構造を持っており、摂取することでヘモグロビン値が上昇して末端まで血液を送りやすくなります。
生活習慣の改善も必要
青汁は低カロリーで脂質や糖質を含まないのでコレステロールや中性脂肪が上がる心配はありません。青汁を生活の一部に摂り入れて血液サラサラで健康な体を目指しましょう。
しかし生活習慣を変えずに青汁を飲むだけでは効果は薄まります。
適度な運動を取り入れて食事の栄養バランスにも気を配り、飲酒・喫煙は控えましょう。
水分補給をしっかり行うことも大切です。
生活習慣を整えたうえで青汁を飲むとより高い効果に期待できます。