青汁を飲むと便が緑色になる?

目次
  1. 緑色の正体とは
    1. クロロフィル
    2. クロロフィルの効果・効能
    3. クロロフィルが含まれるその他の食品
  2. そのまま出てきているのでは?
    1. しっかり働いてから出てきている
    2. 吸収されないメリット
  3. 便が緑にならない青汁
  4. その他の原因
  5. 今後もずっと緑色?
青汁を飲み始めたところ、翌朝の便が緑色になったことはありませんか? 何事かと驚くかもしれませんが、重大な事態ではありません。
ではあの緑色は一体何か?その正体や原因を明らかにします。

緑色の正体とは

 

クロロフィル

その正体はクロロフィルという植物の成分を合成する葉緑素です。
植物の緑色はこのクロロフィルによるもので、元気な植物を支える源でもあります。
光合成の際に二酸化炭素からエネルギーを吸収する作用があるのでクロロフィルが無ければ植物は育ちません。
これは青汁の原料である大麦若葉や桑の葉、ケールや明日葉にはもちろん豊富に含まれています。
このクロロフィルに加えて、便が黒っぽくなる鉄分が多く含まれると濃い緑色になることもあるのです。
 

クロロフィルの効果・効能

ではクロロフィルは私たちの体にどんな効果を与えてくれるのでしょうか? クロロフィルはヘモグロビンの構造とよく似ており、「緑の血液」とも呼ばれるほど健康効果が高い栄養成分です。

* 貧血・冷え症改善
血中のヘモグロビンと似ているので、実際に血中の鉄分と結びついて造血作用を起こします。
血液の巡りを良くするので貧血や冷え症の改善や予防ができます。

* コレステロール値の抑制
血中の悪玉コレステロールを吸着して体外へ排出するので、コレステロール値を抑えて正常に保ちます。
また高血圧や血栓症の対策にもなります。

* デトックス作用 体内の老廃物やダイオキシンなど、有害物質にこびりついて一緒に排出されます。
内側の環境を整えて不要物を溜め込まずに清潔に保ちます。

* 抗菌・殺菌・消臭効果
抗菌・殺菌作用に優れており、強い体を作ります。
また、腸内環境がきれいになることから便秘による体臭や口臭も防ぎます。
そして悪臭分子を分解することで便臭も改善されます。

* 美肌効果
抗酸化作用によって老けの原因となる活性酸素を取り除き、若々しい肌作りを保つサポートをします。
また殺菌作用でアクネ菌の繁殖を抑えてニキビ対策にも繋がりますね。

* がんなどの病気予防
抗酸化作用により細胞を守って免疫力を上げるので、重い病気やがん予防にもなります。
また血液がサラサラになることで動脈硬化や脳梗塞などの重大な病気も予防します。

クロロフィルが含まれるその他の食品

青汁原料のみならず、野菜や海藻にもクロロフィルは含まれます。
豊富なのは、ホウレン草や小松菜、ピーマン、緑茶、わかめや海苔などです。
これらを毎日バランス良く食卓に並べるのは大変ですが、青汁なら簡単に摂取できますね。

そのまま出てきているのでは?

でもそんなに健康効果の高いクロロフィルが、そのまま便と一緒に全部出てしまっているのでは?と心配になりますよね。
そこは安心して大丈夫です。

しっかり働いてから出てきている

クロロフィルは先ほどご紹介したような様々な健康効果を発揮するために、しっかり体内で分解された後に出てきます。
ビタミンやミネラルなどの栄養が吸収されて、十分に効能が行き渡ってから、残りの不要物だけが便と一緒に排出されるのです。
飲んだものがただ体内を通過して出てきているわけではないので安心してください。

吸収されないメリット

クロロフィルは鉛などの有害物質を吸着して一緒に排出されます。
細胞膜が厚く、消化されないクロロフィルだからこそこうしたデトックス効果があります。

便が緑にならない青汁

全ての青汁が緑色の便になる訳ではありません。
粉末量自体が少ないタイプや、その他の成分に力を入れていて青汁成分が少ない場合もあります。
ただ、やはり便が緑色になるということはそれほど「濃い青汁」ということです。
1杯に青汁成分がギュッと凝縮されていて、薄まっていないので栄養価も高い証拠ですね。
もし今飲んでいる青汁が便の色に変化が出るものでなく、便通や健康・美容にも全然効果がみられない場合は別の青汁に変えた方が良いでしょう。
逆に便の色は変わらなくても効果はしっかり感じられる方もいますので、自分に合った青汁を選んでください。
便の色が変わらないから駄目な青汁という訳ではありません。

その他の原因

便が緑色になるのは病気のサインである場合があります。
肝臓から分泌される胆汁が多量に分泌されると、その中に含まれる「ビリルビン」が便として排出されます。
このときビリルビンが空気に触れると緑色に変わる特性があるので、便が緑色だと判断します。
ちなみに通常ビリルビンは腸で再吸収されるのですが、このように便として出てきた場合は腸の機能が低下している可能性があります。
腸内環境が悪く、常駐している細菌が減っていると考えられますね。
日ごろから食物繊維を意識して摂りいれ腸内環境をきれいな状態に保ち、乳酸菌や乳製品で善玉菌を増やすように心がけましょう。
また緑以外にも灰色や赤、黒い便がみられたときは、胆のうの病気や大腸がん、消化管からの出血など思わぬ病気の可能性があります。
便の色は内側の不調を知らせてくれるので、違和感があればすぐに病院を受診しましょう。

今後もずっと緑色?

青汁を飲み続けている間はずっと緑色の便?と気になりますがそんなことはありません。
飲み続けることによって毎日の排便サイクルがスムーズになり、食物繊維によって量もかさ増しされます。
クロロフィルも毎日の便通によって排出頻度が高くなるので溜まりません。
青汁を飲み続けるうちに、ギョッとするような緑色の便は少なくなり、健康的な茶褐色になります。
健康が続いている証拠なので、これからも安心して青汁を飲み続けてください。

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