青汁は良薬口に苦し?
目次 良薬口に苦しということわざを知っていますか?孔子の言行や孔子と門人との問答などを収録した「孔子家語」という書にある言葉です。日本には平安時代から伝わっています。
青汁は良好口に苦しとよく言われますがその真相を確かめます。
良薬口に苦しとは?
青汁=良薬?
青汁の評判を色々見ていると「良薬は口に苦しというように青汁のまずさは自然界の良薬の証」や「良薬口に苦しを信じて我慢して青汁を飲んでいます」と発言する人をよく見かけます。その言葉通り「体に良いものほど不味くて苦い」のような意味で使われています。
ことわざから、大昔の薬草などはとても苦かったのだと想像されます。
しかし苦い薬はよく効くので病が治ると信じられていたのでしょう。
確かに青汁は野菜の臭みやえぐみが強くて飲めないという人がたくさんいます。
しかしビタミンやミネラルなどの豊富な栄養素が含まれているのも事実です。
飲み続けることで体が健康になったり美容やダイエットに効果があったりと、人々に良い影響をもたらします。
その意味で「良薬(青汁)は口に苦いけれど、飲んでいれば体に良い」というニュアンスで使われているのでしょう。
本当の意味
良薬は口に苦しの本当の意味は少し異なります。「よく効く薬が苦いように、身のためになる忠告は素直に受け入れにくい」や「本当に自分のためを思ってくれる忠告はありがたいが聞くのが辛い」ということです。
ここでいう良薬は、親や先生、上司など目上の人たちからの忠告です。
聞き入れるのが嫌になってしまうこともありますが、自分のためになる言葉を与えてくれます。
自分のためになるといえば青汁も私たちの体のためによく働いてくれます。
その味を受け入れ難いと感じて拒絶する気持ちもありますが、体に良いことは十分分かっているもどかしさがあります。
青汁に使うのはあながち間違ってはいないともいえます。
苦くない青汁は駄目なのか
では苦くない青汁は体に良くないのか?と思ってしまうかもしれませんがそんなことはありません。苦くないのは現代の青汁が進化してきたからです。
苦くて飲めないからと諦める人を減らそうと青汁の開発者が努力したのです。
かつてケールの青汁が主流であったために極めて飲みにくかった青汁ですが、大麦若葉や桑の葉などの別の青汁原料にたどり着き飲みやすくなりました。
天然の甘味料を加えたり、美容成分を配合したり、トクホとして国に認められる成分を加えるなど様々な工夫がされた青汁があります。
その人の目的に合わせて作られた青汁が増えて、飛び切り苦いという青汁はだんだん少なくなってきました。
しかし市場には苦くて飲みにくい青汁はいくつもあります。
苦くてもそうでなくても青汁の栄養価は変わらず人々を健康にするということに変わりはないのです。
自分のためになる青汁は人それぞれ
身のためになる忠告は人それぞれ違います。青汁に期待する効果も人それぞれです。
良好口に苦しを信じて非常にまずい青汁を探して飲む必要はありません。
自分の目的にあった青汁を探して飲むようにしてください。
飲みやすい青汁で健康や美容を目指して良いのです。
良好口に苦しは青汁にもいえることなのだろう、くらいに考えましょう。