青汁のグレープフルーツジュース割り
青汁の苦さやくさみを消すために色々と試行錯誤すると思いますが、サッパリできるグレープフルーツジュース割りがオススメですよ。味は美味しいのか?作り方や栄養価が気になる!そんな方のために気になる点をまとめました。
グレープフルーツジュースで割ったら美味しいの?
グレープフルーツは、デトックスウォーターに入れたりそのままグラニュー糖をかけて食べたりしますが、実は青汁と割って飲んでも美味しいのです。あの刺激的な酸味や、後味に残る独特の苦みが青汁の青臭さを消して、適度な甘みも感じられるようなジュースの味わいになります。
やはりグレープフルーツの味が勝っていますね。
目が覚めるような爽快感があり体がシャキッとするのもグレープフルーツ効果でしょう。
口の中がキューッとなる味わいが好きな方にはぜひオススメしたい飲み方です。
グレープフルーツの効果・効能
意外にもアジア原産のフルーツで、オレンジが自然に交配して誕生したのがグレープフルーツです。1個食べても70~120カロリーと抑えられているのでダイエット中のデザートに向いていますね。
とても瑞々しい見た目からもわかるように約90%が水分でできていて、タンパク質やビタミン類、ミネラル、クエン酸やポリフェノールなどの栄養価に優れています。
ではどんな効果が得られるでしょうか。
ダイエット効果
グレープフルーツに含まれるクエン酸は、糖や脂肪の代謝を高めて脂肪が燃焼されやすい体作りをサポートします。さらに苦み成分「ナリンギン」や香り成分「ヌートカトン」には脂肪分解酵素の分泌を促したり、脂肪燃焼を高めるたんぱく質を作り出したりと、今ある脂肪の撃退に有効的。
グレープフルーツの香りを嗅ぐだけでも交感神経が高まり、血行促進やエネルギーの代謝が進みます。
そして脂肪を合成する酵素の働きを弱めて、新たな脂肪が溜まりにくい健康的な体を目指せるでしょう。
ストレスの緩和・精神の安定
抗ストレス作用のあるビタミンCが豊富なので、ストレス対策に最適です。神経の働きを正常に保つことでうつ病の改善にも影響します。
外皮に含まれる「リモネン」という香り成分には、気持ちをリフレッシュさせて精神を落ち着かせる効果があるので、アロマに使われることもありますね。
疲労回復効果
グレープフルーツの酸っぱさの元であるクエン酸は、TCAサイクル(クエン酸回路)と呼ばれる、糖や脂肪酸などが呼吸によって酸化されるための重要な回路を動かすために必要です。クエン酸を摂取すると、このTCAサイクルが動き始めて疲労によってダメージを受けた細胞が修復されることで疲労回復に繋がります。
美肌効果
グレープフルーツにはビタミンCが豊富なので、抗酸化作用やコラーゲンの生成、メラニン色素の生成を阻害するなどの美肌効果があります。これによって若々しい肌つやを取り戻せたり、シミやそばかすを予防したりと美しい肌を手に入れられますね。
そしてポリフェノールも含まれるので肌の老化を防止してシワも防ぎます。
肝臓の働きを助ける・二日酔い改善
グレープフルーツにはイノシトール(抗脂肪酸ビタミン)という成分が含まれ、脂肪肝を予防したり肝臓の機能を正常にしたりと肝臓の負担を軽減する健康効果があります。これによって肝機能が高まるとアルコールの分解もスムーズになります。
また「フルクトース」という果糖によって、二日酔いの原因成分であるアセトアルデヒドの分解をサポート。
二日酔いの改善へ導いてくれるのです。
オススメレシピ
ジュース割り
材料:粉末青汁1袋 グレープフルーツジュース150~180mlコップに青汁とジュースを入れて粉末が溶けるまでしっかり混ぜて完成です。
市販のジュースを買ってきてお手軽に作ることができますね。
果実入りジュース割り
材料:粉末青汁1~2袋(小さじ1) グレープフルーツジュース150~200ml グレープフルーツ1/2個 はちみつなどお好みでミキサーに青汁とジュース、皮をむいたグレープフルーツを入れてよく混ぜたら完成です。
果実も混ぜると栄養素をふんだんに摂り入れることができますね。
果実とジュース、栄養価はどう変わる?
一番オススメするのはグレープフルーツを自分で絞って果汁ジュースを作ることです。これでグレープフルーツの栄養を損なわずに青汁と合わせて健康効果が上がります。
でも毎回絞るのは大変なので市販のジュースを買ってきますよね。
その時に気を付けて頂きたいのですが100%の「フレッシュジュース」または「ストレートジュース」を買うようにしてください。
濃縮還元ジュースも100%と表示があるかもしれませんがこれはオススメしません。
実は果実から一旦水分を除いた「濃縮果汁」を再び水で希釈したのが濃縮還元ジュースなのです。
さらにグレープフルーツの場合は加えて香料が添加される商品が多いですね。
濃縮還元ジュースは、昔はほとんど栄養が抜けていたジュースもあったそうです。
現在では技術の進歩により大幅に栄養価が落ちるということは無くなりました。
しかし加工の途中でビタミンCが損なわれることもあります。
やはり青汁に割るとしたらフレッシュジュース、もしくは冷凍や加熱殺菌されている場合がありますがストレートジュースでも良いでしょう。
ピンクグレープフルーツジュースはOK?
グレープフルーツジュースの酸味や苦みが苦手、という方はピンクグレープフルーツジュースでも大丈夫です。基本的な効能はグレープフルーツと変わりません。
むしろβカロテンやリコピンが含まれます。
βカロテンは体内でビタミンAに変わるので粘膜や皮膚を健康に保ちます。
リコピンは血流改善効果があり、新陳代謝が活発化されたり生活習慣病を予防したりと健康効果があります。
飲み過ぎると体調不良になることも
青汁の摂取目安量が1日1~2袋であるのは、飲み過ぎるとお腹を下したりビタミン過剰症になったり逆効果があるからです。グレープフルーツジュースも飲み過ぎることで、果糖による血糖値の上昇や、ビタミンCの摂り過ぎによる下痢や吐き気を伴うこともあります。
ビタミンCは1日100mg以上が推奨摂取量で、1000mgを超えると先ほどのような症状が起きる可能性があります。
グレープフルーツ1/2個で1日に必要なビタミンCである100mg程度を摂取できます。
また、ストレートジュースの場合は200mlでビタミンC約76mgです。
ただビタミンCは摂りすぎてもすぐに尿として排出されるので、少し多めに摂取しても大きな心配はありません。
これにより、青汁のグレープフルーツ割りは1日に1~2杯に抑えた方が良いことが分かりました。
しかし飲み過ぎにはくれぐれも注意してください。