青汁に含まれる難消化性デキストリン

目次
  1. 難消化性デキストリンとは?
    1. どんな成分?
    2. トクホとは?
  2. 難消化性デキストリンの効果
    1. 便秘解消・デトックス効果
    2. 血糖値の上昇を抑える
    3. 内臓脂肪を減らす
    4. ミネラルの吸収をサポート
  3. 副作用の心配は?
  4. 青汁全てに入っているの?
青汁にはよく難消化性デキストリンが含まれています。
名前だけだと聞きなれない単語なので少し警戒してしまいますよね。
一体どんな成分なのか、体に害は無いのかなど気になる疑問を徹底的に分析します。

難消化性デキストリンとは?

どんな成分?

難消化性デキストリンは、とうもろこしなどのデンプンから作られた水溶性食物繊維です。
製造過程として、とうもとこしのデンプンを焙り焼き→消化酵素アミラーゼで加水分解→難消化性成分を取り出す→整えて出来るのが難消化性デキストリンとなります。
誕生した背景には、日本人の食生活の変化によって食物繊維の摂取量が減少してきた経緯があります。
炭水化物や加工品が多くなり、食卓でも外食でも食物繊維を含む食材が減ってしまいました。
そこで不足しがちな食物繊維を補う目的で作られたのです。
今や青汁だけでなく様々な食品に使用されています。
甘みが低く熱や酸にも強いので、健康飲料やダイエット食品に使用されていて、実は難消化性デキストリン100%の粉末のまま購入することもできるのです。
この難消化性デキストリンは、整腸作用や血糖値・中性脂肪の上昇抑制の作用について特定保健用食品(トクホ)に認められています。

トクホとは?

トクホの青汁やお茶などを健康食品で聞いたことがあると思いますがその実態はどういうものでしょうか。
それは、体に影響を与える成分を含んでいる食品に対し、その有効性や安全性などの科学的根拠を示して、国から審査を受けているものです。
審査が通ると消費者庁の許可を受けた食品となります。
ということは国から効果や安全性を認められた食品ということです。

難消化性デキストリンの効果

便秘解消効果

難消化性デキストリンは水溶性の食物繊維なので、腸内まで運ばれると水分を吸収して大きく膨らみます。
すると腸壁を刺激するので腸のぜん動運動が活発化。
ぜん動運動とは、腸が収縮や弛緩を繰り返して全体に波を起こし、便を移動させて排出するための運動です。
さらに便秘により腸内に長い間滞留している宿便も腸壁から絡め取って、一緒に出ていくので腸内環境がきれいになります。
難消化性デキストリンには水分を抱え込んで保持する性質があるので、便の状態も柔らかくして排出がスムーズになります。
このように便秘解消と整腸効果に大きな期待ができるのです。

血糖値・中性脂肪の上昇を抑える

難消化性デキストリンは、食事の時に摂取すると食後の血糖値の上昇が抑えられる効果があります。
これは糖の吸収速度を遅くすることで実現しているのです。
糖は体内で分解されてブドウ糖になります。
その後小腸から吸収されて肝臓に送られるのですが、そこで難消化性デキストリンが糖に絡まることで吸収を遅らせるのです。
すると血糖値の上昇がゆるやかになり、脂肪の付きにくい体質に変わるでしょう。
同じように中性脂肪にも効果を発揮します。
脂質やコレステロールに絡みつき、小腸への吸収を阻害してそのまま排出されます。
長期的に難消化性デキストリンを摂取すると、脂質代謝が改善されて中性脂肪やコレステロールの数値の低下がみられます。

ミネラルの吸収をサポート

これまで食物繊維はミネラルの吸収を阻害すると考えられていました。
しかし難消化性デキストリンは粘度が低く、腸内では善玉菌の養分として働くこともあり、実はミネラル吸収を促進することが判明したのです。
カルシウムやマグネシウム、鉄や亜鉛などのミネラルは、体の調子を整える重要な役割があるのでしっかり吸収したい成分です。

善玉菌のエサとなる

一度加熱してから冷えたデンプンに多く含まれる「難消化性デンプン」。
そこから糖質を抜いたものが難消化性デキストリンなのですが、実は善玉菌の養分になることが判明しています。
腸内で善玉菌のエサとなることで、善玉菌の働きが活発になり腸内環境は良好になります。

副作用の心配は?

特定保健用食品なので副作用の心配はありません。
しかし便秘改善やダイエットのために多量に摂取した場合は効果が出過ぎてお腹を下してしまい、下痢を伴うこともあります。
また、難消化性デキストリンが腸内の細菌に作用してガスが作られやすくなります。
腹部が張ってしまいガスが発生しやすくなることも。
また、水分をあまり摂らないと返って便秘になることがあります。
難消化性デキストリンは水分を含んで膨張するので、腸内に水分が足りていないと吸収・膨張ができず便が硬くなって排出されにくくなるのです。
難消化性デキストリンの過剰な摂取と水分不足が招く意外な逆効果です。

青汁全てに入っているの?

多くの青汁には難消化性デキストリンが含まれます。
しかし青汁原料のみしか使わないこだわりの青汁もあれば、ガラクトマンナン(食物繊維)やデンプン分解物などの難消化性デキストリンとは別の成分を入れている青汁もあります。
選ぶときには成分表を確認して、用量を守って飲んでください。

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