青汁に含まれるカリウムと腎臓機能

目次
  1. カリウムと腎臓機能について
    1. カリウムの効果
    2. 腎臓機能が低下した状態とは
    3. 弱った腎臓にカリウムは悪影響
  2. 青汁に含まれるカリウム
    1. どんな青汁にカリウムが多い?
    2. 青汁が原因?
腎臓が弱っている人は青汁を飲んではいけないと聞いたことがありませんか?それはカリウムと腎臓の深い関係によるものです。
カリウムがどんな影響を与えてしまうのか?青汁は腎臓に悪いのか?その疑問について分析していきましょう。

カリウムと腎臓機能について

カリウムの効果

カリウムはナトリウム(食塩を構成する成分)とともに細胞内の浸透圧を均衡に保ち、生命の維持に欠かせない働きをしています。
また高血圧は、血液内のナトリウム濃度が高くなることで、その濃度を薄めようと体液が血管内に入ってきてしまい、血管を圧迫することで起こります。
カリウムは濃くなったナトリウムを血液内から尿中に排出します。
すると血液内のナトリウム濃度が正常になるので血圧が高くなることを防げます。

このナトリウムを排出する機能は、むくみの解消にも効果的です。
塩分を摂り過ぎて細胞外のナトリウム濃度が高くなると、それを薄めようと水分を吸収して細胞外に溜まります。
水が溜まったことでむくみが生じてしまいますが、カリウムは余分なナトリウムを排出するので、溜め込んだ水分も一緒に出すことでむくみを解消します。

腎臓機能が低下した状態とは

腎臓の主な働きとして、腎臓内で血液を濾過して老廃物や塩分を尿として排出したり、体に必要なものは再吸収したりと必要なものと不要なものを分けます。
また、血圧の調整、体液量の調節、血液をつくるなど体の機能維持に大切な役割を果たしています。
では腎臓の機能が低下した時はどんなことが起きるでしょうか。
分かりやすいのは尿の異常です。
尿の色が濁り、泡立った状態になると腎臓の濾過機能が低下しているサインで、本来は排出されないたんぱく質が正しく濾過されず尿に漏れ出てきたため起こります。
塩分や水分の排出もうまくできずにどんどん体に溜まってしまいます。
原因は、ストレスや喫煙・過度の飲酒など生活習慣が関わってきます。
この機能低下が長く続くことで腎不全を引き起こす可能性もあります。
腎不全になり回復の見込みが無くなって腎臓の働きが10%以下になると、透析治療に移る場合があります。

弱った腎臓にカリウムが悪影響

腎臓の機能が低下しているとき、濾過がうまく出来ないのでカリウムを尿として排出することができません。
すると血中のカリウム濃度が上がってしまい、不整脈や突然死を引き起こす可能性もあります。
それが高カリウム血症です。
症状として、悪心や嘔吐、しびれ、脱力感、不整脈などが現れます。

青汁に含まれるカリウム

どんな青汁にカリウムが多い?

腎臓機能が低下するとカリウムの摂り過ぎが命の危機に関わることが分かりました。
ではどんな青汁にカリウムが多くて注意が必要なのでしょうか? 基本的なカリウム摂取量目安~目標は、成人男性で2500~3000mg、成人女性は2000~2600mgです。
しかし腎臓機能の低下している人は、1日1500mgに抑えなければなりません。
青汁原料100g当たりのカリウム含有量は以下の通りです。

大麦若葉 2200mg
ケール420mg
桑の葉 2700mg~3100mg
明日葉 540mg

ここから青汁として加工されると10~150mgのカリウム量になります。
含有量だけ見ると大麦若葉や桑の葉の青汁が多そうに見えますが、ケールや明日葉の青汁も加工次第で多くなります。
野菜不足のためにどうしても青汁を飲みたいという方は、カリウムの少ない青汁を選んだうえで、医師と相談してから飲むようにしてください。
青汁だけでは上限値をオーバーすることはないでしょう。

さらに夏場は汗をかくことでカリウムが多量に排出されるので、逆に低カリウム血症となることもあります。
カリウムが少な過ぎても不調をもたらすので、青汁で適量補給するのがオススメです。

青汁が原因?

もしかして青汁が腎臓の機能を低下させるの?カリウムが悪いの?と勘違いしていた人もいるかもしれませんが、青汁は腎臓の健康に良い飲み物です。
青汁に含まれるカリウムがナトリウム量を調整して腎臓の不調を予防することもあります。
あくまで腎臓の機能が低下している人が飲むことでカリウムの排出がうまく出来なくなるということです。
健康なうちから青汁を飲んでいれば、腎不全の予防やその他の生活習慣病の対策として向いていると言えるでしょう。
青汁で病気を引き起こすことはありませんので安心して飲みましょう。

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