青汁には1日の摂取上限ってあるの?
目次 青汁は医薬品ではないので飲みたいときにたくさん飲んでも良いのでしょうか?何か体に不調が起きることはあるのでしょうか。健康飲料である青汁の摂取上限について説明します。
青汁の1日の摂取上限
青汁は薬ではないので飲む時間や量は具体的に決められていません。ただしいくら薬ではないといっても限度はあります。
揚げ物を食べ過ぎたら胃もたれを起こすように、青汁も飲み過ぎたら体に不調を起こしかねません。
そこで青汁メーカーとしては1日の摂取目安量を設けています。
パッケージに「1日1~3包を目安にお召し上がりください」や「1日摂取目安量:1~2袋」と記載されています。
これは最も青汁の効果を効率的に得るために青汁メーカーが定めている目安量です。
「青汁の栄養をしっかり補給したい」、「ダイエットのために糖質のブロックに力を注いでほしい」など青汁に期待することは人それぞれ異なりますが、その希望を叶えるためには摂取目安量の範囲内で青汁を飲むことが必要です。
粉末以外の青汁の摂取上限
主に市場には粉末タイプの青汁が多く出回っていますが、その他にも青汁はあります。サプリメントタイプの青汁は1日3~15粒、ゼリータイプは1~2包、冷凍青汁も1~2包と、メーカーや種類により異なりますがやはり摂取目安量は決められています。
もちろんこれらも過剰摂取することで栄養を無駄にしたり体調を崩したりするので、記載されている摂取量を守ってください。
摂取上限以上の青汁を飲んだ場合
栄養素はどうなる?
たくさんの栄養を手っ取り早く補給したいからと1日に5杯も6杯も青汁を飲んだところで、人間の体は大量の栄養素を一気に吸収することができません。ビタミンやミネラルなど、栄養素には吸収できる量が限られているので過剰になれば尿と一緒に排出されるだけです。
せっかくの青汁が無駄になってしまいます。
体調に変化はあるのか
青汁を飲み過ぎることによる体の不調として、食物繊維の摂り過ぎによる下痢や便秘があります。腸の活動が活発になり過ぎてしまい、栄養を腸から吸収する前に下痢として排出してしまいます。
または食物繊維が便の水分を吸収して便秘を悪化させることもあるでしょう。
また、ビタミンの摂り過ぎによるビタミン過剰症やカリウム過剰による高カリウム血症など、体質や持病の有無によっても悪影響が起きます。
さらに、急に多量の栄養素が体内に入ってきたことによりアレルギーのような反応が起きて、頭痛や吐き気、嘔吐、じんましんや痒みなどを引き起こすこともあります。
どんな食べ物でも食べ過ぎることにより体に異変をもたらします。
青汁も決して例外ではないのです。
青汁の摂取量は守ろう
青汁メーカーは開発時点で体に一番効率的に栄養素が吸収される量を研究しています。それは青汁に含まれる成分の違いや、青汁に求める効果によって配合量が異なるので研究を何度も繰り返して出された結果です。
置き換えダイエットを目的とした青汁であれば1日6~7本飲むタイプもありますし、コレステロール値低減を目的としていれば3食の食事に合わせて1日3本飲む場合もあります。
自分の目的に合わせて青汁を購入すると思いますので、その1日摂取目安量を守って理想的な青汁生活を送ってください。