青汁と化学農薬「ブルーベビー症候群」

目次
  1. ブルーベビー症候群について
    1. ブルーベビー症候群とは?
    2. 生後4か月未満の赤ちゃんは注意
    3. 青汁が原因で発症することはあるのか
  2. 青汁選びは慎重に
「ブルーベビー症候群」を聞いたことがありますか?1945年頃からアメリカで赤ん坊が相次いで亡くなる事件が起きました。
日本では1996年にブルーベビー症候群を発症した例が報告されています。
一体どんな病気で何が原因なのか、青汁と関係があるのか追求します。

ブルーベビー症候群について

ブルーベビー症候群とは?

ブルーベビー症候群の赤ちゃんは、肌が真っ青に見えます。
酸欠状態に陥っており、血液中でヘモグロビンが酸素を運んでいないので、本来赤い血液が暗い赤色になることで肌が青白く見えます。
これは酸素を運ぶヘモグロビンが機能せず、メトヘモグロビンという酸素を運べない成分が血中で過剰になっているのが原因です。
なぜメトヘモグロビンが過剰になるのか、それは野菜に含まれる硝酸態窒素によるものです。
硝酸態窒素が体内で亜硝酸に還元されると、ヘモグロビンが酸化されてメトヘモグロビンとなり、酸素を運べずに酸欠状態になってしまいます。
大人になると胃液が酸に強く正常なので、硝酸態窒素が亜硝酸に還元される量は少なく、かつメトヘモグロビンを体内の酵素でヘモグロビンに戻す機能も働くので発症することはめったにありません。
日本では1996年に井戸水でミルクを作って赤ちゃんに飲ませたところ、ブルーベビー症候群が発症しました。
井戸水に硝酸態窒素が高濃度で混入していたと発表されています。

生後4か月未満の赤ちゃんは注意

生後4か月未満の赤ちゃんの場合は全身の機能が十分ではないので、メトヘモグロビンをヘモグロビンに戻すのが難しいです。
また、乳児の胃液は機能が弱いため体内に入った硝酸態窒素の無力化ができず亜硝酸が生成されます。
そのためメトヘモグロビンが増えやすくなり、ブルーベビー症候群になりやすいです。

青汁が原因で発症することはあるのか

硝酸態窒素を含む青汁を乳児がたくさん飲むことで発症の恐れはあります。
硝酸態窒素は農薬に含まれることが多く、作物を作る際には使用率が高いです。

しかし現在の日本では無農薬栽培が増えてきて、農薬不使用の青汁も多くなりました。
パッケージには産地や農薬の有無、品質管理についてなども記載されています。
また生後5~6か月以上の離乳を始めるころには、体内で亜硝酸が生成される可能性が低くなりブルーベビー症候群発症の心配が減ります。

4か月未満の乳児には青汁を飲ませない方が良いですし、授乳中の摂取も控えましょう。
大人や普通食を食べられる子供は青汁を飲んでも体内の機能が正常なので問題ありません。
しかし無農薬栽培された青汁を選んでリスクを軽減する必要はあります。

青汁選びは慎重に

青汁自体が危険なのではなく、乳児は体内の機能が未発達なのでブルーベビー症候群の可能性があるということです。
青汁が危険であればすべての野菜が危険になります。
現代の日本では野菜の農薬に関する安全性が高く、品質の基準も設けられて安心して飲める青汁がたくさんあります。
海外製の青汁だと農薬の有無や製造過程がよく分からないものが多いので、日本製の安全な青汁を選びましょう。
大人も子供も青汁で健康生活を送ってください。

この記事を読んだ方におすすめの記事一覧Related