青汁とにんじんジュースの飲み合わせ
目次 にんじんジュースっておいしいですよね。野菜ジュースや青汁と違って素材の甘さを感じられます。
そんなにんじんジュースと青汁の飲み合わせについて、実はあまり良くないとも言われています。
その実態やにんじんジュースの効果について確認していきましょう。
にんじんジュースの効果
簡単ににんじんジュースの効果を紹介します。にんじんにはβカロテンやビタミンB群・C・K、ミネラル、食物繊維、ポリフェノールが含まれています。
特にβカロテンが豊富で、体内で必要な分だけビタミンAに変換されると、抗酸化物質となり、目の健康や消化器系・循環器系の疾患リスクの低下に効果があります。
また便秘解消や自律神経の正常化、髪や爪の美容にも良い効果が期待できるでしょう。
青汁との飲み合わせについて
にんじんにはアスコルビナーゼという酵素が含まれています。現在この名称は使われておらず、正式には「アスコルビン酸酸化酵素」といいます。
このアスコルビナーゼがビタミンCを破壊するので、にんじんジュースと青汁を一緒に飲んではいけないという説がありました。
青汁のビタミンCが壊されるからです。
しかしこの説はかなり昔に科学的根拠がないまま広まってしまった情報です。
その後正しい実験が行われました。
にんじんと大根をすりおろして60分経過したときの、ビタミンC量を確認したところ、ほとんど減っておらず破壊が確認できませんでした。
また実際には破壊されるのではなく、ビタミンCが酸化してしまうことも分かっています。
これは体内で再還元されてビタミンCに戻るので、働きは変わりません。
そのため青汁とにんじんジュースを飲み合わせても、ビタミンCが破壊されることはありません。
青汁とにんじんジュースの飲み合わせはOK
青汁とにんじんジュースは飲み合わせて大丈夫だと分かりました。美容を心がけている方はビタミンCが壊されると聞いて心配するかもしれませんが、破壊はされずに体内でしっかり働くので安心してください。
にんじんジュースの抗酸化作用や、青汁に含まれるビタミン、ミネラル、ポリフェノールなどが細胞の酸化を防いで若々しい肌作りを応援してくれます。
健康に気を付けている場合も、にんじんジュースで不足する栄養素を青汁で補うことができるでしょう。
なんとなく心配だという方は、青汁とにんじんジュースを飲むタイミングをずらしてください。
青汁が吸収されてからにんじんジュースを飲めば不安もなくなることでしょう。