青汁の栄養素を知ろう
青汁には植物を由来とした、天然の栄養素が豊富に含まれています。主な成分としては下記のものがあげられます。
- タンパク質
- 脂質
- 糖質
- 食物繊維
- ナトリウム
- カリウム
- カルシウム
- マグネシウム
- 鉄分
- βカロテン
- ビタミンC
- ビタミンE
- ビタミンK
- 葉酸
- 総クロロフィル
- SOD酵素
- ルテイン
- ツイントース 青汁の主な原料となっているのはケールや大麦若葉、明日葉など。
一般的にはあまり流通していない野菜ですが、どれも非常に栄養価が高いため、青汁から摂取することをお勧めします。
ケール
ケールには皮膚や粘膜を健康に保つビタミンA。老化防止に効果的なビタミンCが豊富に含まれています。
また骨の材料になるカルシウムも豊富です。
カルシウムは骨を強くする他、脳神経を鎮める作用もあるので、イライラの解消にも役立ちます。
ケールのカルシウムは、牛乳のものと比べて吸収率が良いとされています。
ですので、カルシウムの吸収率が落ちる中高年の方に特におすすめです。
ケールのもつ珍しい成分といえば、メラトニンとルテインがあげられます。
メラトニンは「睡眠ホルモン」ともよばれるホルモンの一種。
心身の興奮を抑えて入眠をスムーズにし、深い眠りにつきやすくしてくれます。
ルテインは色素の一種です。
目に悪影響を及ぼすブルーライトを吸収して、目の健康を守る作用があります。
大麦若葉
飲みやすい青汁で有名な大麦若葉に含まれる注目の栄養素には、SOD酵素があります。SOD酵素には強い抗酸化作用があります。
抗酸化作用とは、老化の原因になる活性酸素を除去する作用のことです。
そのため老化や、老化からくる生活習慣病の防止に効果的とされています。
体が若さを保っていると、細胞の代謝も促進されるため、癌になるリスクも低減するといわれています。
明日葉
明日葉には、明日葉特有の成分である「カルコン」が含まれています。カルコンには、むくみやセルライトの原因になる、老廃物を除去する効能があります。
カルコンは、こちらも明日葉に豊富に含まれているカリウムと同様に利尿作用が強いため、老廃物を尿と一緒に排出してくれるのです。
さらにカルコンには、脂肪燃焼や血糖値をさげる役割のある「アディポネクチン」を増やす力があります。
そのため生活習慣病の予防やダイエットに効果的な青汁といわれています。
また香り成分であるクマリンは、アルツハイマーの予防や進行を遅らせる効果があるとされています。
神経細胞の成長や維持を行うタンパク質にNGFがあります。
このNGFの働きによって、アルツハイマーの原因である脳の萎縮が留められる…と考えられています。
クマリンはこのNGFの生成を促進させるとされているのです。
ご覧いただいたように、青汁には健康に有効な栄養素がたっぷりと詰まっています。
天然由来の青汁は健康の維持や、生活習慣病の予防・改善に非常に役立つのです。
目的に合わせて、自分にとって、より効果的な青汁を選ぶことが大切です。